出展者によるセミナー
TSS3
同時通訳
東京ビッグサイト 東1ホール TechSTAGE SOUTH
12月14日(水)15:10-16:50
Flexible Hybrid Electronics Forum(2)
FHE応用アプリケーションの展開、新しいことづくり時代へ
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概要
本FHEセッションは主に、FHE応用事例としての最終製品分野にフォーカスしております。ウェアラブル製品、パーソナルデバイス、IoT関連アプリケーションの最新動向、開発事例を各社から御紹介させて頂きながら、ものづくりだけが新たになるだけでなく、ことづくり(ユーザーが求めている体験や満足)がより重要になる時代である事を考えていきます。
プログラムアジェンダ
コニカミノルタ株式会社 / 次世代プリンテッドエレクトロニクス技術研究組合 西 眞一
15:10-15:35
バイオFETセンサ -MEMSから印刷エレクトロニクス時代へ-
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
バイオメディカル研究部門
総括研究主幹
脇田 慎一
MEMS技術を用いたバイオFETセンサは、当初ICU用の血液電解質モニタとして注目を集めた。数多くの技術課題を解決し、カテーテル型センサとしてクラレから商品化された。その後、理化学機器用のpHセンサとして広く利用されるに至った。近年では、大規模集積化されたDNAシーケンサの検出器に利用されている。近年、印刷エレクトロニクス技術を用いたバイオFETセンサが注目を集め、絆創膏型健康センサへの応用が期待されている。ここでは、技術課題を明確化し、その解決法に関して我々の知見を紹介する。
15:35-16:00
市場イノベーションに挑む印刷OLED戦略
(株) JOLED
CTO室副室長、厚木技術開発センター長
荒井 俊明
有機ELは、その薄さや高画質により、次世代のディスプレイ技術として期待されている。今や小型領域では、スマートフォン向けで急速なフレキシブル有機ELへのシフトが進んでおり、大型市場でも有機ELテレビが発売された。しかし、中型領域では、まだその動きが見られない。JOLEDは今般、RGB印刷技術による高精細な中型有機ELディスプレイの開発に成功した。このRGB印刷技術の基本について示すとともに、現在の特性、将来への挑戦について述べる。
16:00-16:25
コンシューマーベネフィットから見たウェアラブルテクノロジー
(株)アシックス
スポーツ工学研究所
アパレル機能研究部長
田川 武弘
デジタルデバイスの進化に伴い、ウェアラブルテクノロジーへの関心は高く、特にランニングにおいてはそのブームと相まって、全身のあらゆる部位からセンシングできるようになってきた。その一方で、ウェラブルデバイスの利用は、センシングされた情報の価値やその活かし方が十分提供されていないためか、今だ限定的な状況にある。そこで本講演では、ランニングに焦点を絞り、コンシューマーベネフィットの視点からウェアラブルテクノロジーについて検討する。
16:25-16:50
フレキシブルエレクトロニクスのファッションアイテムへの応用
ソニー(株)
新規事業創出部 FE事業室
三ツ木 理和
私たちFashion Entertainmentsプロジェクトは、電子ペーパーを紙としてではなくファッション向けの素材として捉えるという発想の転換により、好きなときに好きなデザインに変えて楽しむ、というデジタルファッションの新しいライフスタイルを実現したいと考えています。
今回のセミナーでは、フレキシブルエレクトロニクスの応用事例の一つとして私たちの製品をご紹介させていただき、皆さまの新たな用途へのアイデアのきっかけとなることが出来れば幸いです。