出展者によるセミナー
TSS9
同時通訳
東京ビッグサイト 東1ホール TechSTAGE SOUTH
12月16日(金)15:10-16:50
アカデミアセッション
アカデミア@GAKKO
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概要
40校を超えるアカデミア@GAKKO出展校の中から選りすぐりの7校が最新の研究成果を発表いたします。ユニークなシーズに出会うチャンスです。
プログラムアジェンダ
(株)日立ハイテクノロジーズ 池野 昌彦
東京エレクトロン山梨(株) 森田 慎吾
15:10-15:25
ミクストシグナルSoC テスト容易化技術への挑戦
群馬大学
理工学部 電子情報部門
教授
小林 春夫
講演者の研究室で産業界との共同研究として行ってきた、ミクストシグナルSoC テスト容易化技術研究の成果を報告する。具体的には タイミング信号テスト用BOST, AD変換器テスト用低歪信号生成技術を紹介する。
15:25-15:40
量子型シリコン系高感度赤外センサの研究開発
国立大学法人 茨城大学
理工学研究科
教授
鵜殿 治彦
HgやAsなどの有害元素を用いず豊富な資源で構成される半導体マグネシウムシリサイド(Mg2Si)を用いてSWIR領域の量子型の高感度赤外線センサの開発を行っている。これまでに高純度Mg2Si基板結晶を開発し、pn接合型のフォトダイオードを試作した。このダイオードは室温で動作し、波長2μm以下で光感度を示す。基板の大型化と素子のアレイ化を進めており、将来的にSWIR領域のイメージングセンサの開発を目指している。
15:40-15:55
微小径深穴・深溝用形状精度測定装置の開発
北九州市立大学
国際環境工学部 機械システム工学科
准教授
村上 洋
直径が数µm~数10µmの微小径穴は,半導体ウェーハ,各種ノズル穴,電子関連製品,光通信機器,医療機器,微細金型などに使用されている.これら微小径深穴の高アスペクト比形状の測定技術が各機器の高機能化を目的とした加工技術向上のために要望されている.本講演では,直径数µmの極小径光ファイバの接触式スタイラスを用いることにより,高アスペクト比の深穴(深溝)を有する微細形状を測定可能な装置について紹介する.
15:55-16:10
スプレーペイントを利用した低コスト・高環境性銀ナノワイヤー透明導電膜の開発
東北大学
大学院工学研究科応用化学専攻
准教授
林 大和
フレキシブルディスプレイに重要な銀ナノワイヤーの合成と製膜を1ステップで可能な銀ナノワイヤー透明導電膜合成製法を紹介する。この手法では、毒性物質を使用がなく廃棄物が発生しない高濃度プロセスで合成した針状の有機前駆体を合成した後、スプレーガンで基板に塗布し、還元し合成・成膜を行うことにより、プロセスの簡便化とコストの低減を可能にする。本手法のコンセプトと応用について紹介する。
16:10-16:25
液中プラズマ法による金属、金属酸化物ナノ粒子形成および修飾
北海道大学
大学院工学研究院
教授
米澤 徹
液中プラズマ法による金属、金属酸化物ナノ粒子形成ならびにその機能化のための修飾法について紹介する。液中プラズマ法は、水中などでプラズマを発生させる方法で、特に我々のものはマイクロ波をエネルギー源としてプラズマを発生させるため、放電法などにくらべコンタミネーションが起こりにくい。その性質を利用し、求める金属および金属酸化物ナノ粒子の生成、さらにはその合目的的修飾のためのドーピングなどを行っている。
16:25-16:40
紙とカーボンナノチューブの複合材――カーボンナノチューブ複合紙――の開発とそのエレクトロニクス応用
横浜国立大学
大学院工学研究院
准教授
大矢 剛嗣
近年、ナノテクノロジー分野で注目されているカーボンナノチューブは様々な機能を持つことが知られている。本講演ではカーボンナノチューブの数ある応用の中から一風変わったものとして、紙との複合材である「カーボンナノチューブ複合紙」を紹介する。これは「紙」であることから「柔らかさ」を持ちつつも「カーボンナノチューブの機能」を簡単に利用できる新材料である。ここでは製造方法から応用先までこれまでの研究成果も踏まえた内容を述べる。
16:40-16:55
健康ビッグデータで『寿命革命』をめざす
弘前大学
COI研究推進機構
教授,副理事(研究担当)
村下 公一
弘前大学は、政府COI拠点の一角を担っている。当拠点の最大の特徴は、10年以上に及ぶコホート研究によって集積された超多項目(600)健康ビッグデータの存在である。このデータを基盤として、GE、イオン、花王、ライオン、楽天など30以上に及ぶ産学官連携チームによって、認知症・生活習慣病などの疾患予兆法発見と予防法開発にチャレンジしている。